今回のイベント「未来住まい方会議Vol.1」では、このサービスの開発者である株式会社アドレス代表取締役の佐別当隆志氏と、出資者の一人でもある株式会社ニューピース代表取締役 高木新平氏をゲストにお招きし、移動を前提とした新しい住まい方について、YADOKARIのさわだ・ウエスギも加わりトークセッションを展開した。永田町にあるシェアスペースGRiDで行われたイベントの様子をレポートでお届けする。
ADDressとは何か?
ADDressは、「定額を払うことで全国住み放題」というサブスクリプション型の多拠点Co-Livingサービスだ。会員になると、光熱費込み月額4万円程度で、ネットワークに属する全国各地のシェアハウスに好きな期間(基本は1ヶ月〜)住むことができる。各拠点にはWiFi、アメニティ、家具・家電も完備、コワーキングスペースも確保されている。
一方で、拠点となる物件は、全国の空き家・遊休別荘オーナーから提供を受ける。「持ち家が空いている」「別荘の使わない期間を有効活用したい」などの物件をADDressが預かり、必要に応じて水回りなどにリノベーションを施した上で運営・管理。オーナー側には家賃が振り込まれる。契約形態は「賃貸」であり、不特定多数の人が出入りする宿泊施設とは違って、利用者には会員になる際に審査が課されるので、物件オーナーにとっても安心だ。
持っている人と持たない人とのニーズを繋いで循環させる、まさにシェアリングエコノミーの真骨頂と言える。
ADDressは「住まいの副業」
出資者の一人である高木新平さんは、ADDressを「住まいのクラウド化」と表現する。
高木さん:「1人1住所からの解放がADDress。いきなり多拠点居住、アドレスホッパーをしようとすると難しいけれど、今住んでいる所に、1つ2つ足してみようか、という感覚。要は『住まいの副業』です。何が起こるか読めない時代のリスクヘッジとしても有効。不動産という重たいものが動くことで、日本が変わるんじゃないか、という気がします」
シェアハウスでの経験が原点
ADDressは、開発者である佐別当さんがシェアハウスで暮らした個人的体験がアイデアの端緒となっている。
9年前には恵比寿のソーシャルアパートメントに住んでいたという佐別当さんは、その体験を「リアルSNS的暮らし」と呼ぶ。そこで出会った奥様との結婚を機に、ご自身で都心部に一軒家を購入して、赤ちゃんOKのシェアハウス「Miraie」を開業した。
佐別当さんはその運営をしていく中で、時には家族水入らずで過ごす時間も欲しくなり、毎月のように家族で全国各地へ旅に出かけるようになった。やがてどこか地方に2拠点目を持ちたいと思うに至り、探してはみたものの、何の足がかりもない土地にいきなり家を買うのはハードルが高すぎると気がついた。
佐別当さん:「拠点を選ぶ時に決め手となるのは、場所じゃなくて人だなと思います。地域への門戸を開き、地元のコミュニティとつないでくれる人がいて初めて、『住んでみようかな』という気持ちになる」
その状況に、好きな期間だけ気軽に住める住居が伴っていたら。そして、それが全国各地にあったなら。シェアハウスはもう一回り大きな住まい方になり、さらに自由度と豊かさが増す。
このような佐別当さんの経験から、ADDressの拠点には「家守(やもり)」という管理人を置く予定だ。家守は居住者の生活をサポートし、地域へのガイド役を務め、コミュニティをアクティブにするイベントや情報発信を行う。家守も公募制で、選ばれると、ベーシックインカムとして1年間のADDress利用権と毎月5万円を得られる。
ADDressは空き家問題の解決にも一役買う
ADDress誕生の背景には、日本における空き家増加の問題もある。
少子高齢化の影響で日本の空き家は増加の一途を辿っている。今後も人口の自然減はもちろん、高齢者の施設入居や子ども宅への転居もあり、空き家はますます増える見込みだ。 ADDressが示す上記データによると、2033年には空き家率は現在の2倍、総戸数で2000万戸を超え、日本の住宅の実に3割が空き家になるという。
過疎化する地方と過密な都市部が、人口をシェアする
ADDressが一石を投じるのは、空き家問題だけではない。地方における人口減少と、都市部の過密化の間にある不均衡にもインパクトを与える可能性がある。
地方では過疎化や若者の人口流出が問題になっている片側で、東京生活者の約4割、特に30代以下の若年層の約3割が、地方への移住やUターン、デュアラーと呼ばれる2拠点生活(デュアルライフ)への志向を示しているという。(内閣府の「東京在住者の今後の移住に関する意向調査」による)
ミレニアル世代を中心に、シェアリングエコノミーやシェアハウス、コワーキングなどのライフスタイルは馴染み深いものとなり、生活の質を高め、自然豊かな環境に身を置きたいと望む傾向が顕著だ。しかしそのような場所に、若い世代が住めるような単身者向け住宅は無い。
そこで、空き家を利用したシェアハウスが活きてくる。
佐別当さん:「地方にある空き家は5LDKや8LDKがざらで、シェアハウスにとても向いているんです。それをコンバージョンして人口のシェアリングをしたい。田舎の暮らしを一人でいきなり始めるのは結構しんどい。古い空き家は傷みもあり、住める環境の物件ばかりとは限りません。一般的な不動産市場には出てこない物件をオーナーから直接借り受けて修繕し、山ガールやグランピング層でも快適に住める状態にして、WiFi・光熱費込みで4万円くらいだったら、みんなにとって良いと思うんです」
住まいの大移動時代へ
高木さん:「ADDressで、別にみんなに別荘暮らしをしてほしいわけじゃない。例えば、○○さん今あそこにいるよ、じゃあ私も明日行くよ、みたいなことが起こると良い。ある田舎では、収穫する人手が足りなくて、ビワが捨てられてる。でも都心の人からするとビワの収穫は楽しいイベント。ADDress会員と地域との交流も提供したいと考えています」
ADDressは、空き家を拠点に、人口を過密な都心から過疎化している地方へ循環させるサービスとも捉えられるのだ。
「シェアは希望である」と佐別当さんは言う。時代に合わなくなった古い構造がもたらすさまざまな不均衡を、シェアリングエコノミーは分かち合いつながることで解決し、みんなにとって幸せな状況をつくり出す。
かつてシェアハウスのリビングで「おはよう、ただいま」を言い合えるゆるい家族のようなつながりを見出したように、私たちはこれから旅と日常の境界線を溶かし、いろいろな地方へ移動しながら、挨拶を交わせる仲間や家族やお隣さんをADDressによって拡張して行くのかもしれない。
2019年2月〜第1期住人30名を募集予定
ADDressでは、4月のサービス開始を前に、2/18からクラウドファンディングをスタート、第1期住人を限定30名で募集予定だ。いきなり急拡大するのではなく、まずは少ない人数で実態や意見をしっかりと吸い上げながら良いサービスにして行きたいとの考えがある。サービス開始時の拠点は、東京都心から1〜2時間程度の物件を11カ所ほど用意する予定で、今後少しずつ拠点を増やして行く計画だ。住居や店舗のリノベーション経験がある人材も、コーディネーターとして募集している。
利用者との関係はもちろん、物件を提供してくれるオーナーや、門戸を開いてくれる地域との信頼関係も大事にしたい。開発者 佐別当さんは、自ら地方の物件オーナーと会い、調査を重ねる中で、そんな思いに行き着いたようだ。
▼募集の詳細等はADDressサイトで
http://address.love/#feature
【第2部】パネルディスカッショントーク
イベントの第2部は、佐別当さんと高木さんに、YADOKARIのさわだ・ウエスギも加わり、9つのテーマの中から会場の参加者が指定するテーマについて語り合う「第2部:曼荼羅トーク」。そのハイライトをご紹介する。
住民票はどうする?
司会 熊谷:「移動することによって住民票をどこに置くかという問題があると思うんですが、どういうふうにお考えですか?」
佐別当さん:「それは実際アドレスホッパーをしている方に聞いてみましょう」
会場の参加者:「実家に置いています」
佐別当さん:「そうだと思うんです。実家ある人多いんで」
さわだ:「ゲストハウスのネットワークサービスか何かで、オプション料金払ったら住民票が取れるというサービスも始まったらしいですね。コワーキングスペースのサービスで登記ができるみたいに、ゲストハウスでもそういう付加価値をつけて行く流れになって行くのかなぁと思いながら見てました」
佐別当さん:「住民票登録OKプランとかですね。例えば僕なら熱海が好きなので、月1、2万くらいの負担でそこに住民票を置いておけて、スーツケース1個分くらいの荷物だったら預かってくれて、でも僕がその時暮らしてる部屋は別の所にあって、みたいな内容だったら利用すると思いますね」
ウエスギ:「アマゾンとかなら郵便物も住所登録した所に届くから住民票置いてなくても問題ないですもんね」
さわだ:「住民票がある所に住民税がかかるので、アドレスホッパーみたいな人が増えてどこがメインの住居か分からないという状況になった時に、例えばふるさと納税みたいな形で『ここの地域を僕は応援したいから住民税を払うんだ』とか、エストニアの電子国民みたいなことが世界中で行われて行くようになったら面白いなぁと」
高木さん:「ホリエモンは北海道に置いてますよね、完璧ホテル暮らしだけど、北海道でロケット打ち上げてるから。これは今すぐの解決策じゃないけど、GPSでいた時間に応じて税金払えばいいと思うんですよ。前の月どこにいたかで決まるみたいな」
ウエスギ:「確かに公平かもしれないですね」
地方の可能性
ウエスギ:「都心はラップトップ1台で仕事できる方も多いと思うんですけど、地方はある程度職場が固定してて家との往復みたいな人もいる中で、ADDressのサービスは地方の人にとってどんなワクワクがあるんでしょう?」
佐別当さん:「もう地方の方がイノベーションが早く起こってるんですよね。東京でもやってない新しいチャレンジをしている。UターンJターンしている人は両方経験して田舎の方がやりやすいということも分かっていて、地域の人達の理解も得ているのでイノベーションが早いんですよ。今、優秀な人がどんどん地方に行っている。だからみんな早く行った方がいいと最近本当に思うんです。都心部で週5日同じ会社で働いているより圧倒的にダイバーシティで、いろんなチャレンジができるので、地方の方が可能性があると思います。
一方で地方には都会に憧れている人もいて、早く都心部にもADDressの拠点をつくってくださいという声もあります。地方の人も多拠点生活をしたいんですね。『地方』って言い方をしてますけど、彼らは『田舎って呼んでよ』と言うんです。都心と地方じゃなくて、田舎暮らしが好きだから田舎にいて、他の田舎も体験したいと言っている。海も山も体験したい。そういう問い合わせも来ています」
高木さん:「僕は富山出身で、田舎の良い所もそうじゃない所も知っていて、地方の方がイノベーションが早いってほんまかいな、とも思うんだけど。東京は刺激が多いけど、確かに地方も面白いと思うんですよ。それは余白があるからなんですね。東京はやはり消費の街なので、経済的に成立したものしか存在しづらい。ということは答えの種類が似通って来ちゃう。効率性とか人の配置とか空間のつくり方とか、似ざるを得ない、でないと回らない。だけど地方は家賃や人件費が安かったり、資源が豊富にあるから、そもそも消費をあまり意識せずに生産行動を始められる。損益分岐点がすごく手前にある。結果的に自由度が上がるんだろうなと。
僕は今、消費の喜びよりも、生産の喜びを感じたい人が多い時代だと思っていて、100万円払ってナイキの靴を買うよりも、100万円払ってナイキの靴をデザインしたいなと思うんですよ。生産に参加できる方が体験価値が高い。何かをつくったり、表現したり、始めるという生産行動のチャンスが開いているのが地方なんだと思う。
ただ、地方って思考が閉じてるんですね、一部のぶっ飛んだ人はそうじゃないけど。だからこういうADDressみたいなサービスでいろんな人が入っていってオープンな状況がつくれていくと、外の人も行きやすくなって結果的にチャレンジが生まれて、東京とは違う面白さが増えていくのかなと思います」
さわだ:「僕らはタイニーハウスをやっていて、いずれそこに動力が付いて自動運転になっていくと、移動するホテルになったり、寝てる間に地方に連れていってくれる交通インフラにもなるわけですが、やっぱりその目的地にいるどんな面白い人と出会えるかみたいな所が一番中心になってくるんじゃないかなと思いますね。ADDressのサービスもきっとそうだと思いますけど」
高木さん:「自動運転は本当にポイントだと思ってて、移住って今は都市部から地域に引っ越して住むという定義として使われてると思うんですけど、自動運転によって家と車の境目がなくなり『移』と『住』が一緒になった時、人の流れのダイナミズムが変わると思うんです。そうなった時に、どうしても行きたくなる場所や人、体験をどう用意できるかが大事になってくる。そういうポイントをあちこちにつくれたら良いなと思いますね。
哲学者の東浩紀さんの『弱いつながり(幻冬舎文庫)』という本があるんですが、インターネットで世界のいろんな情報を取れるようになったと言っても結局はタコツボ化しているよという話で、検索は結局自分の経験からしかできないから検索ワードは限られてるよと。じゃあ検索ワードを広げるためには何をすれば良いのかというと、フィジカルとして新しい環境に行っちゃうというのが、いちばん新しい検索ワードを手に入れる方法だと言ってるんですね。だから僕は地域にも劇的に違う検索ワードに辿り着いちゃうものができれば、わざわざ行く圧倒的な意味があると思うんです」
司会 熊谷:「旅によって自分の枠がぐっと広がるイメージですね」
所有の意味
佐別当さん:「エアクローゼットという洋服のシェアリングをするサービスがあるんですが、子育てしながらでも主婦業しながらでも月々数千円で、自分でも似合うかどうか分からなかったコーディネートを、ファッションコーディネーターが自分のためだけにしてくれる。自分で所有しちゃうとクローゼットがいっぱいになっちゃいますけど、このサービスなら常に何十万コーディネートの中から選択肢が選べる。エアクロのおかげで私はファッションをずっと楽しめるという投稿がインスタとかでたくさんあるんです。これ、僕はシェアリングの本質だなと思って。所有しない方が、選択肢が増えて、豊かな時間が増えて、しかも自分じゃ気がつけない選択が見つかるっていうのが。所有しない方が豊かな生活になるっていうのが一つの特徴だと思います。
じゃあ一方で、何を所有するのかということですね。最近自分で所有する物がどんどん変わってきてるんですけど、例えばこのシャツもクリーニングに出さなくても洗濯機で洗うだけでシワが伸びるし、このサンダルも靴下を履けば冬でも使えるんです。物の数は減ったけど、使い続けられるとか、オールシーズン使えるとか、財布もどんどん小さくなってきて、気がついたらONFAdd®︎の商品買っちゃったとか(笑)。移動しながら生活する時に重たいものを持ちたくないので、数は少なくても愛着が持てて機能性が高い物を選びたい」
ウエスギ:「消費から生産へ。選ぶっていうのもすごくクリエイティブだし、そういうことをみんなが楽しめるようになるっていうのを感じますよね」
高木さん:「所有の意味って何だろうって考えてみたんですけど、今の答えは『考えなくてもいい』っていうことだと思ったんですね。僕は車もカーシェアなんですけど、気分で選べるし、必要な時だけ乗れるし。でもそれは『選ばなきゃいけない』『考えなきゃいけない』ことでもあって、見方を変えれば選ぶ楽しさなんだけど、ある種、脳にコストがかかるんです。所有するっていうのは、例えば実家とか最たるものだと思うんですけど、考えないじゃないですか。何も考えずに戻れる。もし本当に『所有』を『シェア』がリプレイスする状況をつくれるとしたら、いかに考えないで使えるようにするかなのかなと思いましたね」
佐別当さん:「シェアリングエコノミーの伝道師として言うと、手ぶらで旅行とか出張に行けたら楽だろうなと思うんです。エアクロは着た洋服を箱に入れて返すだけなので、登録しておいたら、行く先々で洋服が送られて来て洗濯せずに返せるみたいな感じで、シェアすることで、それまで所有していたから自分でやらなきゃいけなかった面倒くささから解放されるんじゃないかなと」
【第3部】みんなでディスカッション「移動する価値とは?」
イベントの最後は、参加者も交え会場全体で「移動する価値とは?」というテーマについて一緒に語り合った。その中からは、「移動すること自体に価値はないのでは。特に自動運転などで移動のコストが限りなくゼロに近づいてくる中で、やはり『人』に会いに行くことが価値になるのではないか」という意見が出た。
また、会場からは「自分で空き家を購入してADDressにオーナーとして登録することはできるのか?」という質問も。これはもちろん可能で、このようにシェアすることを前提に所有する、というのも新しい在り方といえる。ヨーロッパのように古家などの時間的価値を帯びた物が存在感を増すことによって、価値のチェンジが起こり、消費へのインパクトがつくれるのではないかと高木さんはコメントした。
佐別当さんは、まだ開始前のADDressに対して、この場をはじめ多くの人からの期待感があることに触れ、産業全体としてこのサービスに取り組もうという後押しを感じると語った。
このサービスによって革命が起こるのは、きっと「住まい」だけではない。自分らしい生き方や豊かさを実現しようと移動し続ける人が増えることによって、日本や世界のあちこちで、さまざまな出会いと新しい変化が起こるのかもしれない。
主催「日本オーガニックアーキテクチャー株式会社」
「世代を超えて住み継がれる家」をビジョンに掲げ、住まいを考えるときに流行や斬新なデザインだけではなく、自然との調和、最新の機能やテクノロジー、家族の絆や暮らし方が時代とともに子や孫に継承されていく住まいづくりを考える日本オーガニックアーキテクチャー。
主に、フランク・ロイド・ライトの「有機的建築」思想を正統に継承した住宅ブランド「オーガニックハウス®」の運営や、新シリーズとして投資型民泊やミレニアル世代に向けたコテージ型平屋「VILLAX®」の運営などを全国に展開。
▼公式サイトより
https://organichouse.jp/about/
主催・運営「YADOKARI株式会社」
暮らし(住まい方・働き方)の原点を問い直し、これからを考えるソーシャルデザインカンパニー「YADOKARI」。暮らしに関わる企画プロデュース、タイニーハウス企画開発、遊休不動産と可動産の活用・施設運営、まちづくり支援イベント、オウンドメディア支援プロモーションなどを主に手がける。
また、世界中の小さな家やミニマルライフ事例を紹介する「YADOKARI(旧:未来住まい方会議)」、小さな暮らしを知る・体験する・実践するための「TINYHOUSE ORCHESTRA」、全国の遊休不動産・空き家のリユース情報を扱う「休日不動産」などを企画運営。250万円の移動式タイニーハウス「INSPIRATION」や小屋型スモールハウス「THE SKELETON HUT」を企画販売。
自社施設として可動産を活用した日本初の高架下複合施設「TInys Yokohama Hinodecho(グッドデザイン賞、ソトノバアワード「場のデザイン」賞受賞)」、可動産イベントキッチンスペース「BETTARA STAND 日本橋(暫定終了)」を企画・運営。黒川紀章設計「中銀カプセルタワー」などの名建築の保全再生にも携わる。
著書に「ニッポンの新しい小屋暮らし」「アイム・ミニマリスト」「未来住まい方会議」「月極本」などがある。
▼YADOKARI公式サイト
http://yadokari.net/